街づくりについて

汐留地区の街並み整備について

4)具体的な整備計画

「汐留シオサイト」には、以上のタイダルパークとインターセクションをベースとしながら、“発展していく街”を具現化するためのさまざまな環境デザインが組み込まれていきます。

1.汐留大通り(補助313号線)の並木設計
タイダルパークのバックボーンとなる汐留大通り(補助313号線)は、緑豊かな、かつ流れるような感覚が楽しめる街路空間をかたちづくります。とくに街路樹については、将来的に大きく育てること(樹高で16m以上、木幅で8m程度)を念頭に高木を植栽し、きちんと根をはることができるよう、都と協働しながら土壌をはじめさまざまな部分に配慮を施しています。また、高木以外にも種々の中低木を植栽し、年間を通して四季折々の花が咲く公園的な植栽計画を展開します。

2.歩行者と自動車を分離させる立体動線
「汐留シオサイト」では安全安心な街づくり、賑わいのある街づくりという観点から、歩行者と自動車の動線を分離した立体的な動線計画が施されています。
中でも、地表、地下、ペデストリアンデッキと3層にわたる歩行者動線においては、街としての一体感を創出するために、舗装パターン、素材等の舗装計画を統一しています。これらが立体的につくり込まれる中で、造形的な要素を持ち込んだ環境デザインを実現しています。

3.地下歩道・通路
「汐留シオサイト」では、各街区をつなぐ地下歩道部分についても、“水”“木”“火”“土”“金”といった地表部分のテーマと照らし合わせた環境デザインを展開しています。とくに、さまざまなイベントを催せるように設計された都市広場においては、素材選定、照明計画等はもちろん、その運営方法、メンテナンスのあり方等について、官民一体の協働体制の中での計画が進められています。

4.ロゴマークのハードへの展開
「汐留シオサイト」では、継続的な街づくりを実現するために利用者ひとりひとりが“愛着”のもてる街づくりを推進しています。たとえば転落防止柵や街路灯のバナー、ペデストリアンデッキの床パターン等にロゴデザインを展開していくなど、街のわかりやすさを実現するためのサイン計画の中にも愛着のもてる環境デザイン計画を積極的に展開していくことを検討中です。
汐留地区街づくり連合協議会 事務局 広報
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