「汐留地区街づくり連合協議会」について
汐留地区の街並み整備について
1)街並み整備(アーバンデザイン)に
おける基本コンセプト2)エリア・デザイン
3)タイダルパークとインターセクション
4)具体的な整備計画
5)官民協働の街づくりによる効果例
3)タイダルパークとインターセクション
東京の街は、震災、戦災からの復興を目指した都市整備の中で四角四面の都市空間をかたちづくってきました。これに対して、「汐留シオサイト」のアーバンデザイン・コンセプトは次世代型の都市空間を目指して、タイダル(干満のある)をモチーフとした“柔らかい公園都市”の形成としています。敷地内を東西に貫通する汐留大通り(補助313号線)の流れるような並木空間と敷地内各所に設けられたポケットパークを有機的に組み合わせることで、緑あふれる豊かな環境デザインを創出します。この“タイダルパーク=公園都市”という考え方は、A街区の商業施設棟のデザインを手掛けるアメリカの建築家ジョン・ジャーディーの考え方を発展させたものです。
また、このタイダルパークを中心とした公園都市の緑の軸とそれぞれの街角を特徴づけるインターセクション(交点)に、地球と自然との共生を視野に入れたテーマを設定し、それぞれの街区まわりの環境デザインの基本概念としています。各インターセクションのテーマは、“水”“木”“火”“土”“金”の5つです。これにSIO-SITEの北、東、南に設けられた各エントランス空間を加えて、それぞれの空間性能を高めるデザインを展開します。