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PHOTO EXHIBITION by MAKI SAEGUSA
三枝真紀 写真展

日  程 1月20日(水)から2月19日(金)9時〜19時
場  所 汐留メディアタワー3階 ギャラリーウオーク
(新交通ゆりかもめ汐留駅改札口左手すぐそば)
    会期中無休 入場無料
生きてく子どもプロジェクト http://ikitekukodomo.com

「生きてく子どもプロジェクト」は、人々に生きることの意味を
問い直そうと2007年南米チリで発足しました。
私たちは、チリの首都サンチャゴにある、サンホセ財団(経済的理由などで出産や育児の困難な母親への援助や里親探しを支援している非営利団体 http://www.fundacionsanjose.cl)の協力のもと、ある少女たちの取材を始めました。訪れたのは、住宅街の一角にある施設。そこでは、10代から20代の経済的に恵まれない少女たちが、共同生活を営んでいました。共通するのは、全員が妊娠しているということ。


彼女たちが直面する問題の背景にあるのは、独自の宗教事情。熱心なカトリック国であるチリでは、公に中絶が認められていないため、ドラッグの蔓延による事件や、レイプなどによる望まれない妊娠であっても、出産を余儀なくされています。さらに、当事者が経済的に貧しい場合や、母親になるには幼すぎる年齢である場合、それが引き金となり、さらに生活を困難にしてしまう構図があるのです。

取材を通じて知った少女たちの体験もまた、多くが想像を絶する厳しいものでした。  あまりにも悲愴で、逃げ場のない現実の中、不安や葛藤を抱えながら、過酷な試練を乗り越え、今を生きる彼女たちは、とてもまっすぐで、強い信念を持っていました。 彼女たちのひとことひとことが表現するのは、悲観でも、楽観でもなく、生命の強さと喜び。  私たちが、記録し伝えたかったのは、悲惨な現状のリポートではなく、いかなる状況でも希望を失わずに生きる少女たちの笑顔、「生きる」を動詞することの意味です。

命を取り巻く環境が、悪化の一途をたどる、嘆かわしい現代社会に暮らす私たち。少女たちが、まっすぐに投げかけるのは、私たちにとって「生きる」ことは、どういうことなのかということ。 これは、彼女たちから、私たちへの命のメッセージです。
“Vivir” significa esto. - 「生きる」って、こういうこと。
「生きてく子ども」 ディレクター・写真家 : 三枝真紀 (さえぐさまき) http://makisgs.exblog.jp