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写真展 ビルマ2007 民主化運動:高揚、弾圧、現在

日 程 2008年2月5日(火)〜15日(金) 午前9時〜午後7時
場 所 汐留メディアタワー3階 ギャラリーウオーク(東京都港区東新橋1-7-1)
主 催 ビルマ情報ネットワーク、ヒューマン・ライツ・ウォッチ

◇パゴダと微笑みの国 その一歩向こう

 東南アジアの西に位置する多民族国家ビルマ(ミャンマー)。
この地を訪れる人々は、自然の豊かさと人々の優しさを口々に
褒めたたえます。早朝から托鉢に回るお坊さんに、食物を供えて
手を合わせる信徒の姿は、仏教が人々にとって生活の一部と
なっていることを、あらためて思い起こさせてくれます。ビルマが
「仏塔(パゴダ)とほほえみの国」と言われるゆえんです。
 しかし一歩向こうに入ると、年率30%もの激しいインフレに
苦しみ、長期化する軍事政権の下、あらゆる場面で軍の顔色を
うかがわずにはやっていけない、市井の人々の暮らしぶりが
見えてきます。

◇2007年民主化運動の高揚から現在へ

 昨年8月から9月にかけてビルマで起きた民主化運動の背景
には、こうした現状への強い批判がありました。数百人の
活動家が始めた小さな行進は、一カ月後には数万人の抗議
行動へと膨れ上がったのです。その中心にいたのが
僧侶たちでした。
 ビルマ政府は、こうした切実な訴えには一切耳を貸さず、
警察や軍隊を使って抗議行動を力ずくで押さえ込みました。
首都ラングーン(ヤンゴン)だけでも、長井健司さんほか、
100人を超す僧侶や市民が殺害されたと考えられています。
現在でも、数百人が依然として身柄を拘束されています。また
既に釈放された人や、逮捕を逃れて潜伏している人の多くが
いまだに元の生活に戻ることができていません。この他にも
ビルマ国内には以前から、アウンサンスーチーさんなど
約1100人の政治囚がいます。

 軍政は国家予算の約半分を軍事費に充て、民生分野には
ほんの微々たる額が振り向けられているだけです。50万の
軍隊と大量の資金は、政府が根強い不信感を持つ農村部での
軍事作戦に過去数十年にわたって用いられてきました。国の
東部だけで3千以上の村が破壊され、150万人以上の生活が
奪われています。ビルマ軍兵士による性暴力被害者は数千人、
子ども兵士の数は 世界最大と報告されています。
 しかしビルマの人々は日々を耐え忍び、下を向いて生きている
わけでは決してありません。そこにはたくましい生活の知恵や
喜怒哀楽があり、子どもや大人の笑顔があるのです。今回の
写真展では、2007年8月〜9月の民主化運動を振り返るとともに、
ビルマの美しい自然や人々の様子を紹介しています。


◇デモ行進の写真について

 2007年8月〜9月のデモ行進の写真や動画の多くは、ビルマ在住の一般市民が手持ちのデジタルカメラや
携帯電話のカメラ機能で撮影し、逮捕の危険をおかしてインターネットを通じて海外に送ってきたものです。
このため画質が優れないものもありますが、ご了承ください。

◇展示写真のクレジット

 展示写真のうち、提供者の表示のないものは宇田有三氏によります。


問合せ: ビルマ情報ネットワーク
キャンペーン部(080-2006-0165、event@burmainfo.org)
ウェブページ http://www.burmainfo.org/events/200802exhibition.html